つみたてNISAの多大なる利点について

社会制度の有効利用

つみたてNISAをご存知でしょうか?
政府が国を上げて、投資家保護を図る目的で作ったメリット満載の投資家優遇制度です。

本記事ではメリットだらけの積立NISAの利点を解説します!
更に、私も積み立てているおすすめの銘柄についてもご紹介します。

積立NISAとは?どんなメリットがあるの?

投機家保護を目的とした制度であるつみたてNISA。
一体どのようなメリットがあるのでしょうか?

結論から言うと、年間40万円分までの投資に対して、利回りや売却益が20年間に渡って非課税となるメリットがあります。

また、投資対象となる投資信託(商品)も、政府から許可を得たものしか扱われないため、低リスクでそれなりのリターンが期待できます。

世の中には、証券会社が儲かるだけで、一般投資家が損をするような投資信託が山のように存在します。
残念ながら、殆どがそうだと言っても過言ではありません。

そんな中で、政府が商品を選定して、優良商品であるというお墨付きが得られたものだけが、つみたてNISAでは購入できます。

政府の本気度が伝わってきますね!

つみたてNISAにまつわる裏事情と流行らない理由

こんなにも素敵なつみたてNISAですが、メリットが大きいわりには、ふだん見聞きすることが少ないのではないでしょうか?

それもそのはず、証券会社としては、つみたてNISAの商品を売ったところで殆ど儲からないからです。
それどころか、自分たちが売りたい商品(証券会社が儲かる商品)が売れなくなってしまいます。

つみたてNISAの普及は国の意向なので取扱わないわけにはいきませんが、上記の理由から積極的に宣伝を行うことは無いのです。

つまり、自分から情報を仕入れようとしないと中々辿り着けない甘美な果実がつみたてNISAなのです。

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インデックスファンド長期積立投資のススメ

それでは、つみたてNISAを用いてどんなものを積み立てていけばいいのでしょうか?

基本的なスタンスとしては、ノーロード(取引手数料ゼロ)であり、信託報酬がなるべく安いインデックスファンド(ダウなどの指標に追随する分散投資)をおすすめします。

以下の図は、1802年から2013年までの約200年間における、株・債権・紙幣・金(ゴールド)、ドルの資産価値の推移を示しております。

出所:AAII Journal

図を見て一目瞭然のように、200年以上に渡ってStocks(株)の価値が上がり続けており、他を圧倒したパフォーマンスを示しております。

注目すべきは縦軸なのですが、これは対数軸というものです。つまり、一メモリ毎に10倍になっております。

株の価値(配当含む)は、二世期もの間に渡って指数関数的に上昇し続けてきた、ということが、この図から示されております。

しかも、その平均年利は6.7%!!

富める者がますます富むこの世の中のカラクリは、資産家=投資家であり、上記のリターンを受け続けてきたからと言っても過言では無いのでしょう。

このような、富裕層たちが受けてきたような株による恩恵をモロに受けられるのが、上で申し上げた『ノーロード(取引手数料ゼロ)』で『信託報酬の低い』、『インデックスファンド(分散投資)』への『積立投資』なのです!

そして、つみたてNISAでは、投資利回りと売却益に対して非課税なので、市場価値(株価)の成長による恩恵が存分に受けられるのです。

長期積立分散投資による脱サラシミュレーションの記事に示した通り、年間100万円、年利5%で30年間積み立てれば、金融資産が6000万円を超えて、投資の利回りだけで生活できるようになります。年間200万円なら、20年以内に準富裕層入りできます。

共働き世帯であれば、夫婦二人のつみたてNISAの枠をフルに使うと、年間40万円×2=80万円の積立投資ができます。あとは、課税されるので利回りは落ちますが、通常の証券口座で積み立てるか、あるいは60歳まで引きおとし不可ではありますが、それでよければ確定拠出年金を活用することにより、30年後には十分な資産を築ける可能性が高いでしょう。

上記の内容はあくまでもここニ百年での経験則であり、未来を確約するものではありません。

もちろん元本を下回るリスクもありますので、自分が納得できる場合のみ、自身の許容可能な範囲内で投資を行いましょう。

つみたてNISAのおすすめ口座

証券会社は、日本のネット証券ツートップである楽天証券とSBI証券がおすすめできます。

どちらも株の取引手数料が安く、目的とするつみたてNISAの商品も揃っており、サービスも充実しているからです。

楽天証券

楽天証券は楽天グループの証券会社です。

普段楽天銀行を使っていたり、楽天経済圏に生きている方には楽天証券を推奨します。

楽天証券口座の作り方とおすすめする理由【お得に積立NISA/株式取引】
株式取引や積立NISAを開始するにあたり、証券口座が必要になります。 当ブログでは、楽天証券とSBI証券を推奨しています。 今回は楽天証券のメリットと開設方法を紹介します。 楽天証券のメリット 楽天証券は言うまでもなく、かの有名...

SBI証券

SBI証券は、言うまでもなく住信SBIネット銀行との親和性が高いです。
住信SBIネット銀行を普段使っている方におすすめできます。

以下の記事に、SBI証券口座の開設方法を記載しましたので、これから開設してみようという方はお読みください。

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管理人が積立中のつみたてNISAの商品

ご参考までに、SBI証券口座を使って私が積み立てている商品を紹介して、終わりとします。

・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

一つ目は、S&P500という米国の株のインデックスに連動した商品です。

S&P500については以下の記事にて運用方法も含めて詳しく説明しておりますが、これまでの運用利回りが年平均で9%を超えており、かの有名な投資の神様「ウォーレン・バフェット」も、S&P500さえ買っておけばよいと言ったほどのパフォーマンスを出し続けているものです。

二つ目は、MSCIコクサイに連動した銘柄です。

MSCIコクサイは、約70カ国の株式に分散投資した商品であり、過去30年のパフォーマンスが年利平均7.8%というとんでもないスコアを叩き出しており、かの田端信太郎氏も初心者はこれだけ買ってればいいと言うほどのものです。

S&P500だけでは米国に偏った投資になるため、そのリスクヘッジとしてMSCIコクサイ連動銘柄を利用してます。私は、これら二つを「つみたてNISA」を用いて月15000円ずつ積み立てております。

ご参考まで!

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